心理相談員の資格は、1988年に制定された労働安全衛生法より生まれました。労働省が提唱する「心とからだの健康づくり(THP=トータル・ヘルスプロモーション)」運動から中央労働災害防止協会が担い、働く人たちのためのメンタルヘルスケアに携わるのが心理相談員の仕事です。THPでは、産業医などを中心とするチームの指導、指導者の養成を行っています。心理相談員は、そのひとつです。
心理相談員は、働く人のメンタルヘルスに関わりますが、産業カウンセラーとは違って、カウンセリングの義務はありません。問題を抱えた人に心理相談が必要かどうかを判断し、医師に報告します。
心理相談員の職場
心理相談員の資格を取得する人は、多くは企業などで人事や健康管理に携わる課に勤務している人で、会社の要請で研修を受けています。労働安全衛生法が改正されてから、企業は働く人たちの健康を配慮することが義務になっています。特に大手企業は、産業医や心理相談担当、産業保健指導担当などを雇っています。心理相談員は企業の診療所などで、産業医の指導のもとで働きます。
心理相談員の資格取得方法
心理相談員は認定資格ではなく、中災防が行う研修を受けて修了し、登録します。指導者養成専門研修は、定期的に年間12回くらいで実施されています。
研修の受講資格
@学校教育法による大学で、心理系、社会福祉系、保健系の正規の学科を修めて卒業した人
A運動指導専門研修またはヘルスケア・トレーナー養成研修修了者(THPのほかの指導者研修)
B保健師の資格を持っている人
C看護師の資格を持っている人で、健康に関する面接または相談の経験が1年以上ある人
D衛生管理者の資格を持っている人で、健康に関する面接または相談の経験が3年以上ある人
Eその他、@〜Dと同等の資格を持っていると認められた人。臨床心理士、認定心理士、産業カウンセラー、社会福祉士など。
研修申込方法
研修開始1ヶ月前までに必要書類を提出します。必要書類は、受講申込書と、証明書類(卒業証明書、保健師免許のコピーなど)です。
指導者養成専門研修詳細
定員:100〜130人 受講料(テキスト代込):4万6000円 登録費:初回7350円
研修期間:3日間 開催地:全国各地
詳細:中央労働災害防止協会
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